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12年くらい前の話です。
今あるかどうかは知らないんすけど、俺が高校くらいの頃は近くのTSUTAYAで遊戯王の店舗大会(トーナメント方式)があったんですよね。
よく覚えてないですけど確か代行天使とか暗黒界、六武衆辺りがイキってた時代だと思います。俺はカエル帝使ってました。
いつものように大会に出て、対戦相手はヴァルハラ軸の天使族。
2先のマッチ戦でしたが、初戦は難なく勝利。
次の対戦中盤で、相手は「ヘカテリス」の効果でデッキから「神の居城ヴァルハラ」をサーチ。
【ヘカテリス】
効果モンスター 星４/光属性/天使族/攻1500/守1100 (1)：自分メインフェイズにこのカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。 デッキから「神の居城－ヴァルハラ」１枚を手札に加える。
【神の居城-ヴァルハラ】
永続魔法 (1)：１ターンに１度、自分メインフェイズに発動できる。 手札から天使族モンスター１体を特殊召喚する。 この効果は自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動と処理ができる。
で、当然デッキを見るわけですから効果後でシャッフルするんですが、その前に何か1枚のカードをデッキ中腹からデッキボトムに移動させてたんですよね。
その後相手のシャッフルを凝視すると、デッキの一番下が逆にトップに来るようにシャッフルをしてました(なんか質の悪い手品みたいですが…)。
大会慣れてる人は自分がシャッフルした後相手にも軽くカットしてもらう(まぁ精々デッキを半分に分けて上下入れ替えるくらい)んですが、案の定カットはさせてくれません。
【大天使クリスティア】
効果モンスター 星８/光属性/天使族/攻2800/守2300 (1)：自分の墓地の天使族モンスターが４体のみの場合、 このカードは手札から特殊召喚できる。 (2)：このカードの(1)の方法で特殊召喚に成功した場合、 自分の墓地の天使族モンスター１体を対象として発動する。 その天使族モンスターを手札に加える。 (3)：このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 お互いにモンスターを特殊召喚できない。 (4)：フィールドの表側表示のこのカードが墓地へ送られる場合、 墓地へは行かず持ち主のデッキの一番上に戻る。
一戦目でゴリゴリとクリスティアを押し付ける動きをしてきた辺り「これ絶対デッキトップにクリスティア持ってきただろ…」と直感的に感じ取り、相手の墓地に天使族が4体居る事を確認した上で「水霊術-葵-」発動。
【水霊術 -葵-】
通常罠 (1)：自分フィールドの水属性モンスター１体をリリースして発動できる。 相手の手札を確認し、その中からカード１枚を選んで墓地へ送る。
ヴァルハラなどの危険なカードが手札に並ぶ中で、あえてもう1枚のヘカテリスを墓地に送ってあげて、相手の墓地に居る天使族を5枚にしました。
こうすると見事にデッキトップのクリスティアが腐ります。
そもそもカエル帝にクリスティアの刺さりが悪いのもあって、初戦よりも遥かに楽に勝つことが出来ました。
まぁ特にオチも無く、下手なイカサマを見破った上でそれを逆用して勝って射精しただけの話なのですが、店舗大会みたいな公の場でイカサマ出来る度胸はすごいな～と思いましたね。
