「ア〇ウェイって知ってる?」を人生で初めて言われた感想とそれに基づく意見

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年始に地元に帰ってきていた友人と食事に行ってきたんですけど、そこで

 

「ア〇ウェイって知ってる?」

 

を初めて食らいました。(実際はここまでストレートではありませんでしたが、これを匂わせる発言と一緒にやろうという旨を受けました)

 

巷でよく言われている「法律が~」とか「マルチ商法は~」みたいな論破術を恥ずかしげもなく友人に披露するほど自分は落ちぶれていないので、

 

「いや~名前は知ってるけど詳しくは知らへんな」

 

とだけ答えると、頼んでもいないのに懇切丁寧に説明してくれました。

このなんともいえない胡散臭さが敬遠される一つの原因なんだろうなと思いつつ話を聞くと、話の小難しさの割に内容はまずまずシンプルで。

 

要は買い物するとポイントが付いて、そのポイントに応じた特典(いわゆる権利収入)がもらえるというやつらしいです。

 

これを聞いて、なるほど至って普通というかありきたりというか、「そんなもんなのか。」というのが率直な感想でした。

だって今時オンラインで買い物してポイント付かない店の方が珍しいですもんね。

 

で、そのポイントは購入者を勧誘した人にも共有(?)されて、どんどん特典が増えていくというシステムみたいです。(正直話半分で聞いてたので厳密に合ってるかどうかは知りません)

 

聞いた感じこれがアムウェイのシステムらしいんですけど、思ったより巷で言われてるような悪質な感じはなくてむしろ拍子抜けしました。

僕がこう思ったことを「それ騙されてるよ」と言うのは勝手ですが、話によると「勧誘してくる人の態度」に難があるケースが多いようで、僕の場合は長年信頼の置ける友達からただただ仕組みについて話されただけなのでここに関しては全く批判の余地はありません。

 

マジで本当になんでここまで批判されているのか謎なくらい単純明快なシステムだなと思ったんですけど、批判されているのには以下の理由が挙げられると思います。

 

①ネットで半端な知識を持つ人が多い

→最近までダイエットを行っていて、適度に筋肉を付けつつ半年で15kgほど痩せることに成功したんですけれども、そのダイエット方法は至ってシンプルで「食事量を減らしつつ筋トレをする」ことに重点を置いたんですね。

しかし巷では「三食きっちり食べないとむしろ痩せられない」という意見が蔓延っています。

ぶっちゃけそんなことはありません。

僕は平気で夜だけとか、昼だけとか。そういう食生活を送っていました。

あとは寝る前に食べると太るとか、夜中は食べちゃいけないとか。これには本来「3食食べた上で」という前提がくっついているのですが、それが省かれた状態で断片的な情報だけが出回った結果、このような誤った情報が生まれます。

 

要は情報収集がヘタクソなんですね。その上で自分の情報が正しいと思い込んでいるから噛みついてしまうんだと思います。

 

②どうしても先入観が入ってきてしまう

Amazonはポイント制を導入していて、買えば買うだけポイントが入ってきて、それを1ポイント=1円として使用することが出来ます。

一方ア〇ウェイは買えば買うだけポイントが入ってきて、一定ポイント貯めるとこれだけの特典が受けられるよといった形です。個人単位で見ればやってることはほぼ同じです。

何事にも言えるけど、先入観はマジで自分にとって邪魔でしかないから早めに取っ払っておいた方が良いと思います。

 

③人は「やる理由」より「やらない理由」を探す

→なんだかんだこれが一番デカいと思うんですけど、例えば本やゲーム、映画を勧めた際に、すんなり「ok!見るわ!」と言って実際見る人は少ないと思います。見ない/やらない理由は人それぞれでしょうけど、基本的に人って「やらない」をベースに、いかに自分にとって利益になるかで「やる」方向に加点していく考えだと思うんですよね。

 

勿論その逆も然りで、「やらない」ことを正当化するために「やらない理由」を同時に探すと思います。例えば映画やゲームを勧められた際、触ってもないのに「多分自分には向いてないや」と断ったことはありませんか?僕はあります。

どちらに加点するにしても、基本は「やらない」ベース(特に日本人はその傾向が強い気がする)なので、否定する側に回ってしまうんだと思います。

特にア〇ウェイは「やらない理由」がネットに蔓延っているので、これが顕著に表れますね。

 

④そもそも人間は相手が得することを嫌う

→ア〇ウェイは自分が頑張れば自分は勿論、誘った人にもある程度の還元が出る仕組みです。

自分が頑張ると他の人も同時に得をする仕組みですが、これを嫌う人が居ます。

 

これは経済学で言うところの「スパイト行動」ともいわれるもので、他人が得をするくらいなら自分が損をしてでもそれを防ぎたいという心理に基づく行動ですが、特に日本人はこの傾向が強いという研究がありました。(気になる人は「経済実験におけるスパイト行動」で検索してください)

 

物を買ってポイントが入って特典が貰える。ここに自分の損はありませんが、「さらに他人も得をする」という要素が加わるだけで人は「は?」と思ってしまうんですね。

 

⑤人は楽をしたい生き物だから

→皆さんはダイエット動画を見たことがありますか?

ダイエット自体とても需要があるものなので動画ネタにはもってこいなんですけれど、特に人気のあるダイエット動画は「脚パカ」や「ダンス」です。一日5分で出来る~みたいなやつ。

あれって手軽に出来てダイエットにも効果がありそうなんですけれど、実際びびるほど効果無いです。1ヵ月毎日あれ続けるより、1週間食事制限と筋トレしたほうが数倍は痩せました。経験談なので間違いないです。

なのになんで脚パカやダンスが人気かというと、楽だからです。

 

だって食事制限ってしんどいですし、一時間かけるような筋トレもしんどいです。

一方脚パカは筋トレに比べると遥かに楽で、さらに1日数分で済む。

効果のあるなしを度外視して、「どちらとも同じだけ痩せられるよ」と言われたらそりゃ脚パカに飛びつきますよね。これが人気の秘訣です。

 

ア〇ウェイの批判の一つとして「相当頑張らないと年数百万とか到底無理」みたいな意見がありますが、そりゃそうじゃないですか?

そんな当たり前のことが批判にあがるのは、「ア〇ウェイは楽して稼げるもの」といった風潮と、それに対する現実の厳しさのギャップがあるからでしょう。

その風潮を作り出しているのは恐らく会員なのでそこは会員側に責任があると思いますが、それを受け取る側も「楽して数百万とか絶対無理」ということを前提に考えておくべきだと思います。

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こんなところでしょうか。

説明を受けたといってもア〇ウェイのことはほとんど知らないので具体的な批判の中身についてはあまり触れられませんが、中には「ア〇ウェイの商品を買いすぎて借金した」という批判もありました。

 

話は変わりますが、皆さんはキムチ好きですか?僕はそこまで好きじゃないです。

ダイエットにハマっていた頃に「キムチは肥満の元だから食べてはいけない」という文を見かけたので実際に調べてみたのですが、韓国保険産業振興院の調べによると、キムチを平均の300%食べる50~60代の女性は肥満になる危険が数割増するらしいです。

 

あえて太字にしたので皆さんには違和感に気付いてほしいのですが、注視すべきは「平均の300%」という部分。

 

そりゃそうだろと思いませんか?

 

平均の3倍の量の食品を食べるんです。太るのは当たり前ですよね。

 

そんなてんで当たり前のことを根拠に「だからダメだ!」と主張するのは甚だ馬鹿馬鹿しいんですけど、前述の「ア〇ウェイの商品を買いすぎて借金した」というのもこれに通じるものがあります。

 

これがア〇ウェイじゃなくても、例えばAmazonでもなんでも、お金持ってないのに物買おうとすれば借金しちゃうのは当たり前ですよね。

正直意味分かんないです。

実際ポイント目当てで仕方なく買ったものだとしても、結局は自分の意志で自分の欲しいものを自分の合意の上で買ってるわけですから違いはありません。脅されて強引に買わされたのなら話は別ですが。

 

ここまでア〇ウェイを擁護する長文を書くと「お前も洗脳されてしまったのか…」と思われるかもしれませんけど、これは擁護というよりは自分の中の先入観を打ち消している作業です。

もしかしたら洗脳されているのかもしれませんけど、現時点自分は何も損してないんで別にいいです。

 

ただ友人がハマっているものを頭ごなしに否定することはしたくないな~と思ったのでこんな記事を書きました。

ちなみに、上にも書きましたが「会員の勧誘の仕方」に対する批判は知りません。しつこいのはア〇ウェイ以前にその人の人間性の問題ですし、法律云々となるとポイ捨てや未成年飲酒云々で人の事言えないんで。(これらを肯定しているわけではありません)

 

 

ここまで書いておきながらア〇ウェイには時間の都合上当分手を出さないと思いますが、魅力的ではあるなと思いました。

よく言われている鍋や空気清浄機はもちろん、プロテインや醤油、酢などの日用品も売っているようです。醤油の値段を調べてみるとクソたけぇってなったんですが、プロテインに関してはまぁまぁな値段だったので買うのもアリかなーと思っています。

 

普段から使ってるプロテインが元で自分にお金が入ってくるのであれば儲けですし。

 

いつかお金と時間に余裕が出来たら片手間にやってみようかな。そんな感じです。

 

ま、何事も適度に適切にってやつですね。